石川県木造住宅協会について
2015年9月の国連サミットで、2030年までに世界で達成しようと採択された17のゴール(持続可能な開発目標)の「SDGs」を、木住協として導入し広く発信していくために、協会としての「SDGs取組み事例」を作成し、今後も様々な機会を通じて活動PRの継続を行っていく。
一般社団法人石川県木造住宅協会は国連国際居住年である昭和62年4月に、木造住宅の普及、生産技術の向上などを目的に、石川県内の木造住宅建設業界が結束して組織した全国初の団体です。石川の気候風土に適した、品質の高い住宅を数多くの県民に提供することにより、良好な街並みの形成と美しい街づくりの促進に貢献しています。既存市街地での再開発を、共同プロジェクトで新しい団地に開発・販売し、市街地の再生を通じて、地域の活性化に寄与しています。
また、安全で質の高い住宅ストック社会の取り組みとして、中古住宅の基準である「安心R住宅」の普及や、一般社団法人移住・住みかえ支援機構とパートナーシップを構築し、空き家の活用と移住の促進にも取り組んでいます。これからも石川の風土にあった良質な木の家づくりと、美しい街づくりを通じて地域の住文化の向上に貢献していきます。
木は光合成により大気中から地球温暖化の原因となる二酸化炭素を吸収し、樹幹内に固定することができます。しかし、成熟した木は二酸化炭素の吸収量が減少するために計画的に伐採し、若木を植林していかなければいけません。一軒の家を建設するためには約200~300本の木を使い、これらの需要が森林の保全に役立っていました。しかし、少子高齢化による住宅建設数の減少、外国産材の普及などにより、国内の森林の荒廃が課題となっています。
石川県木造住宅協会では県産材の地産地消を推進することで、県土の69%を占める森林の荒廃を防ぐことに力をいれています。また、木造住宅は他の建材と比べると製造過程におけるエネルギー消費量も少なく、伐採された成木は木造住宅となり「第二の森」として都市に共存し、人々の暮らしと環境を支えます。
また、協会では省エネ住宅の指標であるBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)の普及を行うことで住宅の省エネルギー化を推進しています。
私たちは石川にふさわしい木の家づくり、在来工法の良さを次代に継承していきたいと考え、業界全体のレベルアップを図るため、「石川県ハウジングスクール」や「地域に根ざした木造住宅施工技術者研修」などにより、後継者の育成や職人の能力向上に取り組んでいます。
また、子ども達に木のおもちゃと触れ合ってもらうイベント「木育ひろば」や建設現場で働く職人さんの一生懸命な姿を通して、子ども達が自分もあんな仕事をしてみたいという将来の夢を育む「イケてる職人フォトコンテスト」、子ども達に住まいづくりに興味をもってもらうための「積み木でまちづくりコンテスト」など、各種イベントを通じて子ども達の将来の夢と希望を育み、業界の未来の人材育成にも取り組んでいます。
国土交通省補助事業・住宅展示事業・受託事業・
研修会事業・次世代育成事業・
女性活躍推進事業・SDGs 取り組み事業・
一般事業・会員特典優遇事業